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【本の感想】鳥類学者 無謀にも恐竜を語る

思わず一気読みした。

鳥の祖先は恐竜なのだから(実際に恐竜化石に羽毛が見つかっている)、鳥を見れば恐竜のこともわかるんじゃね?というノリで、恐竜の身体や生態を推測していく思考実験風な書。

ふざけた文体に爆笑の連続(脚注まで笑わせる)だが内容は素晴らしくアカデミック。なんか新しい世代の科学本の姿を見た気がした。激しくお勧め。

著者を見つけ出して、このスタイルで書かせ、あのイラストをつける編集者と出版社に驚きを禁じ得ない。と思ったらチリメンモンスター本を出してるところだった。

奇跡じゃない、計算なんだと思うと空恐ろしい。



【本の感想】全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路
全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫)
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新潮社
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探偵ナイトスクープの馬鹿とアホの境界線を探す企画から一転、言語地理学という高尚な学問に。
その過程をさながら番組を作るドキュメンタリーのように活き活きと描き、難しさを感じさせないのはさすがテレビマンといったところ。

馬鹿を意味する各地の方言すべてが、その語源が白痴や愚など他者を貶めるようなものでなく、婉曲な表現だったのも白眉だ。

言葉が旅をするという著者の表現にも納得だし、時代に連れて言葉と表現が変わっていくのは悪くないんじゃないかなと思えた。
言葉は生き物だなあ、としみじみ思う。


方言の日本地図-ことばの旅 (講談社プラスアルファ新書)
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【本の感想】ノンフィクションはこれを読め! - HONZが選んだ150冊
ノンフィクションはこれを読め!  - HONZが選んだ150冊
成毛 眞
中央公論新社
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ノンフィクションのレビューサイト、HONZを書籍化したもの。

だいたい読んでるつもりが見てなかったものが結構あり、空き時間にそれこそWebを見るように読み進めた。

中でも「ダチョウ力」は完全に見落としていたのでみっけもの。読みたい本の筆頭にあげた。

掲載された本は大概図書館で予約待ち、Amazonのマーケットプレイスでも新品並みの値段が多く、影響力を感じるとともに経済力の必要性を痛感させられる。

読書は本当に道楽なのだろう。


ダチョウ力 愛する鳥を「救世主」に変えた博士の愉快な研究生活
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【本の感想】イヴの七人の娘たち
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最近凝ってる遺伝子シリーズ。

本書ももはや古典の領域に近いらしい。人の染色体とは別に、独自のDNAを持つミトコンドリア。
卵子の細胞質を通じてのみ遺伝することから古代まで母系がたどれ、現在のヨーロッパ人の95%はたった7人の女性=ミトコンドリア・イヴの子孫であることを証明する。

科学書でありながら、壮大なロマンが感じられ、人種など全く意味のない枠組みだとする著者の主張に溜飲が下りた。

最後には日本人のルーツにも触れており、大変興味深い。
興奮しながら読み終えた一冊。

※遺伝子プール、については何の説明もなく用語として出てくる。遺伝子プールが何なのかについては「利己的な遺伝子」に詳しい。「利己的な遺伝子」についての私の感想はこちら。

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【本の感想】ここは退屈迎えに来て
ここは退屈迎えに来て
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30代サブカル女子の朝井リョウ、みたいな感じ。

8つの短編に必ず椎名君が登場するのも桐島、〜っぽい。(椎名君は名前だけじゃなくて、実体を現すのでそこは桐島とは違うんだけど。)

そしてサブカル子がパンピーを馬鹿にするように、東京を知ってる田舎者がただの田舎者を蔑むように、ある意味、中2病的な若気の至りと、そんな嫌みったらしい自分に気付いた後ろめたさに読者を巻き込んでいく。

地方出身30代女子あるある的な閉塞感だが、各編とも最後に前を向いた終わり方で救われる。


桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)
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