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【本の感想】ただの私

「私はパッショネイトに嫌われる」と本人も書いているが、僕も彼女を生理的に受け付けない。
毎年のジョン・レノン スーパーライブも彼女が呼びかけ人で行く気すら起こらない。

とはいえ四十も半ばを過ぎて八十の婆さん相手に大人げないこと言っててもアレなので、著作でも読んで理解を深めてみるかと手に取ってみた。

すると1行目から「私は美人で、頭も悪くないし…」ときた。

何度も破り捨てたい衝動に駆られつつなんとか読了。

高貴な家柄で上品に孤独に育ちながら、若くして社会と対峙し前衛であり続けた凄みは感じた。共感は出来ないが。

ジョンのライターの話は良い。




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【本の感想】みちくさ学会 研究報告第1集 自宅の近所・通勤通学路にあるもの

Kindleのセールで購入。

路上観察のWebサイトをまとめたものということだが、本当にWebをまとめただけ、書籍というには程遠いものだった。坂の章に至っては単なる散歩の感想文だし。



【本の感想】デジタル・ウィズダム ~オンライン世界の新しいデジタル・リーダーたちへ~
デジタル・ウィズダム ~オンライン世界の新しいデジタル・リーダーたちへ~デジタル・ウィズダム ~オンライン世界の新しいデジタル・リーダーたちへ~
シェリー・パルマー,西谷大蔵,仲田由美子

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IT業界に身をおく者なら知っておくべきだし、そういう人ならばほとんど周知の事実に過ぎない総花的ものなので、確認の意味以上ではないと思った。

ただ、卵とニワトリの例えは、今まで聞いたことがなかったのでちょっとしたスピーチなんかで使えるかな。それだけは収穫でした。


【本の感想】ディズニーから勝手に学んだ51の教訓

著者の「東京ディズニーリゾート便利帖」ではくだらなすぎて扱えないアホテイスト全開のエッセイ。

読書メーターでの評価の落差が激しすぎて笑える。(便利帖は大変評価が高いが、本書はがっかりだの途中で読むのをやめただのばっかり)

氏の「ずんずん調査」が好きならTDRに縁がない人も大いに笑えるので読んで損はない。が、暇つぶしの域を出ないことは間違いない。もちろん僕は、この本での暇つぶしに愛着を感じるタイプだが(笑)


【本の感想】東京ディズニーリゾート便利帖 ポケットガイド

「ホリイのずんずん調査」の堀井氏が書いているので、全編にずっこけた笑いが漂う感じ。

ええ、好きです、この文体。一人ボケ一人ツッコミ。

それはさておき、4,5年前の出版にもかかわらず、今でも考え方は通用する正しいガイドブックだ。
氏の特徴である実際に並んだり計測した細かい調査はすごい。

あまたあるガイドブックの中では一番実用的だろう。変に裏技的なものを紹介してないのもよい。

子供にせがまれて年に1回位しか行かないけれど、というライトユーザーが一番恩恵あり。
正直あまり紹介したくない本。




【本の感想】ラジオのこちら側で

「こばわ、ピラバラカンです。」とポッパーズMTVのVJをする彼が、YMOの作詞に携わっているのに気付いたのは高校時代…。

そんな彼の自伝的なエッセイである。
彼の人生を辿りながら、知ってる曲、知らないアーティスト、登場するたくさんの音楽の話。心地よくてとても幸せな気分になった。

ラジオの魔法というキーワードにも納得。

最近こういう音楽との出会い方をしてないなあ、と少しだけ淋しくなった。本書は偶然図書館で見つけ借りたのだが、購入して近くに置いておくつもり。


【本の感想】ガンダムがわかれば世界がわかる
ガンダムがわかれば世界がわかる (宝島社新書)ガンダムがわかれば世界がわかる (宝島社新書)
多根 清史

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タイトルの勝利。「ガンダムを理解すれば、これだけ世界が見えるようになる」という本ではないのでご注意を。

ファーストからZZ、逆襲のシャアまでのガンダムネタを知っていることが前提であって、内輪ウケというか上滑りのこじつけっぽいところが多い。おちゃらけも面白くない。

それなりに参考文献を読み込んでるのは理解できるが、あまり活かされていない。

とはいえ1年戦争もグリプス戦役も客観的な視点では知らなかったので、そういう意味では通史の理解の一助にはなるかも。
【本の感想】下町ロケット
下町ロケット下町ロケット
池井戸 潤

小学館
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すぐ読み終えられる短さに、男の熱い思いと泣かせる話(色恋はナシ)。

大衆小説の鑑といったところ。暇をつぶすには最適な一冊だろう。
トノの啖呵だけで3回号泣できる。

買って損はないが、そろそろ文庫化?だと思うので、それを待ってからでもいいだろう。

しかし画期的なバルブ技術って結局なんだったのかわからないのと、三菱重工の作るH2Aは世界一高い打上費用100億で、あんまり現実とリンクしていないところは残念。夢物語は夢物語でしかないってことか。(イプシロンは固体だし…。)
【本の感想】3冊の「ロング・グッドバイ」を読む―レイモンド・チャンドラー、清水俊二、村上春樹―
3冊の「ロング・グッドバイ」を読む―レイモンド・チャンドラー、清水俊二、村上春樹― (ソリックブックス)3冊の「ロング・グッドバイ」を読む―レイモンド・チャンドラー、清水俊二、村上春樹― (ソリックブックス)
松原元信

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翻訳って面白いなあ、というのが素直な感想。
原書に清水版、村上春樹版を並べて訳し方の違いを分析。というと堅いが、著者も含めて各様のチャンドラーへの愛情が感じられて幸せな気分になれた。

巻末の拳銃談義も面白い。紹介されている翻訳夜話も読みたくなったが、先にフィッツジェラルドやら何やらをたくさん読まないと面白くないんだろうなあと少々頭を抱えた。

とまれ、翻訳書の新しい楽しみ方を覚えられたのは幸いだ。

まもるっちをデコる!
品川区の小学生が全員もってる防犯ケータイ、まもるっち。

この「まもるっち」は、auの「mamorino2」のOEMカスタマイズ版です。
なので、mamorino2用のグッズが使えるはず!

ということで集めてみました。










【本の感想】 ダチョウ力 愛する鳥を「救世主」に変えた博士の愉快な研究生活

「鳥類学者無謀にも恐竜を語る」を読んだばかりなので、鳥類学者は皆フランクな文章を書くのだろうか、と思わざるを得ない(笑)
力の抜けた著者の文体に、何とも言えない雰囲気で登場する弟子の足立くんがさらに良い味。
ダチョウは馬鹿だ間抜けだとけなしながらも愛情たっぷりにダチョウを見守る二人。とても愛らしいのだというダチョウの瞳を間近で見たくなる。

しかし実は鳥インフルを含め様々なウイルスから人類を救うというダチョウ抗体の研究が彼らのお仕事。最新の研究ではがん治療まで視野に入っているというのだから恐れ入る。


【本の感想】ロゼッタストーン解読

本書は解読ハウツー本ではなく、シャンポリオンの波瀾万丈な伝記。

時は王政復古のフランス、レ・ミゼの時代。もうそれだけで舞台装置は完璧。
取り巻く環境は政情不安、貧困、嫉妬、病気などアゲンストの風速20m以上。

そんな中で完璧な結果を出し、ヒエログリフの解読に成功する!
大きな賞賛と羨望が渦巻く中、念願のエジプト探検に出発し…、と続くのだ。

これが本当の話なのだから面白くないわけがない。

余談だが、ヤングは金持ちの愚かなライバルとして描かれるだけで、光の干渉やヤング率など物理学者としての功績に触れられないのが可哀想だった。



2013年5月の読書メーターまとめ
5月は12冊。といっても抜き刷り版のページ数少ないやつとかもあるので実質10冊といったところ。今はなかなか読書の時間が取れないのが悩み。もっと時間を作って読みたいぞ~。

書籍形態別
・紙の本 6冊(うち図書館5冊)
・Kindle 6冊

ジャンル別
・小説/文芸 1冊
・ミステリー 1冊
・ノンフィクション 8冊
・エッセイ/コラム 1冊
・学習書 1冊

今月の3冊
■イヴの七人の娘たち
DNAや遺伝子関係の本を集中的に読んでいるが、日々明らかになることが増えている分野でもあり、知らないことも多くて面白い。中でもこの本はわかりやすく、かつロマンティック。
■全国アホ・バカ分布考
探偵ナイトスクープってすごい番組だなあと改めて。「永遠の0」や「海賊とよばれた男」が書店で平置き山積みな百田尚樹もナイトスクープの放送作家だったりする。
■鳥類学者 無謀にも恐竜を語る
最新の科学論文をもとに、思考実験というスタイルは面白いね。軟派な文章スタイルも、僕は大好きだった。

2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3000ページ
ナイス数:31ナイス

ここは退屈迎えに来てここは退屈迎えに来て感想
30代サブカル女子の朝井リョウ、みたいな感じ。8つの短編に必ず椎名君が登場するのも桐島〜っぽい。(椎名君は名前だけじゃなくて、実体を現すのでそこは桐島とは違うんだけど。)そしてサブカル子がパンピーを馬鹿にするように、東京を知ってる田舎者がただの田舎者を蔑むように、ある意味、中2病的な若気の至りと、そんな嫌みったらしい自分に気付いた後ろめたさに読者を巻き込んでいく。地方出身30代女子あるある的な閉塞感だが、各編とも最後に前を向いた終わり方で救われる。
読了日:5月4日 著者:山内 マリコ

イヴの七人の娘たち (ヴィレッジブックス N サ 1-1)イヴの七人の娘たち (ヴィレッジブックス N サ 1-1)感想
最近凝ってる遺伝子シリーズ。本書ももはや古典の領域に近いらしい。人の染色体とは別に、独自のDNAを持つミトコンドリア。卵子の細胞質を通じてのみ遺伝することから古代まで母系がたどれ、現在のヨーロッパ人の95%はたった7人の女性=ミトコンドリア・イヴの子孫であることを証明する。科学書でありながら、壮大なロマンが感じられ、人種など全く意味のない枠組みだとする著者の主張に溜飲が下りた。最後には日本人のルーツにも触れており、大変興味深い。興奮しながら読み終えた一冊。
読了日:5月9日 著者:ブライアン・サイクス

ノンフィクションはこれを読め!  - HONZが選んだ150冊ノンフィクションはこれを読め! - HONZが選んだ150冊感想
ノンフィクションのレビューサイト、HONZを書籍化したもの。だいたい読んでるつもりが見てなかったものが結構あり、空き時間にそれこそWebを見るように読み進めた。中でも「ダチョウ力」は完全に見落としていたのでみっけもの。読みたい本の筆頭にあげた。掲載された本は大概図書館で予約待ち、Amazonのマーケットプレイスでも新品並みの値段が多く、影響力を感じるとともに経済力の必要性を痛感させられる。読書は本当に道楽なのだろう。
読了日:5月14日 著者:成毛 眞

全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫)全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫)感想
探偵ナイトスクープの馬鹿とアホの境界線を探す企画から一転、言語地理学という高尚な学問に。その過程を番組を作るドキュメンタリーのように活き活きと描き、難しさを感じさせないのはさすがテレビマンといったところ。馬鹿を意味する各地の方言すべてが、その語源が白痴や愚など他者を貶めるようなものでなく、婉曲な表現だったのも白眉だ。言葉が旅をするという著者の表現にも納得だし、時代に連れて言葉と表現が変わっていくのは悪くないんじゃないかなと思えた。言葉は生き物だなあ、としみじみ思う。
読了日:5月16日 著者:松本 修

鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)感想
思わず一気読み。鳥の祖先は恐竜なのだから(実際に恐竜化石に羽毛が見つかっている)、鳥を見れば恐竜のこともわかるんじゃね?というノリで、恐竜の身体や生態を推測していく思考実験風な書。ふざけた文体に爆笑の連続(脚注まで笑わせる)だが内容は素晴らしくアカデミック。なんか新しい世代の科学本の姿を見た気がした。激しくお勧め。著者を見つけ出して、このスタイルで書かせ、あのイラストをつける編集者と出版社に驚きを禁じ得ない。と思ったらチリメンモンスター本を出してるところだった。奇跡じゃない、計算なんだと思うと空恐ろしい。
読了日:5月24日 著者:川上 和人

チューリングの大聖堂: コンピュータの創造とデジタル世界の到来チューリングの大聖堂: コンピュータの創造とデジタル世界の到来感想
結局いまだにチューリングが起草し、天才フォン・ノイマンの作ったコンピューターの概念(万能チューリング・マシン)から離れられないのだと思うと感慨深い。コンピューター黎明期の人物相関図であり、水爆開発を逆手に取った最初のコンピューター開発史。登場人物が多いのと、年代が錯綜するため、相当気合いを入れて読まないと腹に落ちるのは難しかった。もう少し技術的な面でも知りたい部分があったが、それは他書に頼るべきか。
読了日:5月26日 著者:ジョージ・ダイソン

ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11)ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11)感想
もちろん清水版よりモダンな訳だとは思うけれど、原書を読んだわけではないので細かいところはわからない。逆に村上春樹訳でも古臭いなあと思える表現もあって、全体としてどちらを読んでもチャンドラーの味が何なのかわかるあたり、それこそがチャンドラーなのだと思った。という意味では、訳者あとがきが清水版との相違にも触れていたり、村上春樹の思いもわかり、ボリュームという点でも読み応えがあった。
読了日:5月26日 著者:レイモンド・チャンドラー

CEO OF THE INTERNET ジェフ・ベゾス、かく語りき(WIRED Single Stories 010)CEO OF THE INTERNET ジェフ・ベゾス、かく語りき(WIRED Single Stories 010)感想
ベゾスCEOのインタビュー録。Web版の抜き刷りなので、ボリュームが全然なくあっというまの読了。ただし彼のインタビューはそれほど世に多く出ているわけではないので、貴重なものだ。新しいことを追いかけ、常にイノベーティブなように見えて、実は「ブレずに続けること」が彼のスタイルなのだなと改めて実感した。また彼の宇宙プロジェクト Blue origin が彼自身の言葉で語られるのもいい。ネット界の大立て者やリチャード・ブランソンが揃いも揃って「事業としての」宇宙開発を目指す意味は何か。とても興味深いところだ。
読了日:5月27日 著者:Steven Levy

陰謀史観(新潮新書)陰謀史観(新潮新書)感想
トンデモ本を楽しむタイプの人にとって、陰謀論の世界ほど面白いものはない。一方で田●神論文のように、間違いが明らかでありながら特定周波数の人々に賞賛され受け容れられていく世界を見てしまうと、それは恐怖でもある。高齢な著者の酒井勝軍や五島勉も網羅する「と系」な知識に驚くとともに、前半のまことに客観的な近代史解説に脱帽する。戦前の謀略事件、真珠湾攻撃はローズベルトの陰謀など陰謀説派の論拠をばっさり切って捨て去り、気持ちよいことこの上ない。どんな歴史書を読む時も、いったんこの本に戻って冷静になりたいと思える。
読了日:5月28日 著者:秦郁彦

完成しなかった蒸気式コンピューター チャールズ・バベッジと階差機関 (レトロハッカーズ)完成しなかった蒸気式コンピューター チャールズ・バベッジと階差機関 (レトロハッカーズ)感想
まさにスチームパンク。といいつつ真面目な機械だよね。合本のほうも買ったので、詳しくはそちらで。
読了日:5月29日 著者:牧野 武文

誰でもKindle出版〜MacとPagesで作るキンドル本!縦書きにも対応!〜誰でもKindle出版〜MacとPagesで作るキンドル本!縦書きにも対応!〜感想
参考資料として必要十分でした。表紙の差し替えテクとか。
読了日:5月29日 著者:リオ・リーバス

レトロハッカーズ合本第1集レトロハッカーズ合本第1集感想
「ハッカージャパン」というかなり濃い目な技術誌から連載を抜き刷りにしたものだが、内容はサイエンス系のノンフィクションで敷居は高くない。その中身は…バベッジの階差機関、エニグマ暗号の解読、ライト兄弟の航空機事業の失敗、テスラはマッドサイエンティストか?、ピルトダウン人、…とくるのだから面白くないわけがない。エニグマはサイモン・シンの暗号解読よりも翻訳書でない分、ストレートでわかりやすいくらいだ。こういう埋もれた良作がキンドルで読めるのは電子書籍ならではだろう。
読了日:5月30日 著者:牧野武文

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