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2013年6月の読書メーターまとめ
6月も相変わらず仕事はハードでしたが、読書数を落とさないようにベッドでも読んだりして頑張りました。読んだら読んだ分、新しいレイヤーが自分に増えている。かさぶたのように増えて、いつの間にか自分に新しいガワができている、そんな風なイメージで読書してます。文芸が少なくて、正直文芸や純文学を渇望してます。7月は増やしてみようかな。

書籍形態別
・紙の本 11冊(うち図書館7冊)
・Kindle 2冊

ジャンル別
・ノンフィクション 8冊
・文芸 1冊
・エッセイ/コラム 3冊
・学習書 1冊

今月の3冊
■ダチョウ力 愛する鳥を「救世主」に変えた博士の愉快な研究生活
研究者というのは、変人・変態でないと成功しないのかなと思わせる一冊。この本を読んでから、ダチョウが愛しくてたまりません。ダチョウ牧場に行ってみたい!
■ラジオのこちら側で
本を読んで音楽が聴きたくなる、あるいは読んでいるとメロディーが流れてくるような体験というのは幸せなことです。音楽は出逢いです。
■ただの私
嫌い嫌いも好きのうち? オノ・ヨーコという人はすげえ人だなあと感服。それでもやっぱり好きになれませんが…。
2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2983ページ
ナイス数:56ナイス

ロゼッタストーン解読 (新潮文庫)ロゼッタストーン解読 (新潮文庫)感想
本書は解読ハウツー本ではなく、シャンポリオンの波瀾万丈な伝記。時は王政復古のフランス、レ・ミゼの時代。もうそれだけで舞台装置は完璧。取り巻く環境は政情不安、貧困、嫉妬、病気などアゲンストの風速20m以上。そんな中で完璧な結果を出し、ヒエログリフの解読に成功する!大きな賞賛と羨望が渦巻く中、念願のエジプト探検に出発し…、と続く。これが本当の話なのだから面白くないわけがない。余談だが、ヤングは金持ちの愚かなライバルとして描かれるだけで、光の干渉やヤング率など物理学者としての功績に触れられないのが可哀想だった。
読了日:6月5日 著者:レスリー・アドキンズ,ロイ・アドキンズ

ダチョウ力 愛する鳥を「救世主」に変えた博士の愉快な研究生活ダチョウ力 愛する鳥を「救世主」に変えた博士の愉快な研究生活感想
「鳥類学者無謀にも恐竜を語る」を読んだばかりなので、鳥類学者は皆フランクな文章を書くのだろうか、と思わざるを得ない(笑)力の抜けた著者の文体に、何とも言えない雰囲気で登場する弟子の足立くんがさらに良い味。ダチョウは馬鹿だ間抜けだとけなしながらも愛情たっぷりにダチョウを見守る二人。とても愛らしいのだというダチョウの瞳を間近で見たくなる。しかし実は鳥インフルを含め様々なウイルスから人類を救うというダチョウ抗体の研究が彼らのお仕事。最新の研究ではがん治療まで視野に入っているというのだから恐れ入る。
読了日:6月6日 著者:塚本 康浩

3冊の「ロング・グッドバイ」を読む―レイモンド・チャンドラー、清水俊二、村上春樹― (ソリックブックス)3冊の「ロング・グッドバイ」を読む―レイモンド・チャンドラー、清水俊二、村上春樹― (ソリックブックス)感想
翻訳って面白いなあ、というのが素直な感想。原書に清水版、村上春樹版を並べて訳し方の違いを分析。というと堅いが、著者も含めて各様のチャンドラーへの愛情が感じられて幸せな気分になれた。巻末の拳銃談義も面白い。紹介されている翻訳夜話も読みたくなったが、先にフィッツジェラルドやら何やらをたくさん読まないと面白くないんだろうなあと少々頭を抱えた。とまれ、翻訳書の新しい楽しみ方を覚えられたのは幸いだ。
読了日:6月12日 著者:松原元信

下町ロケット下町ロケット感想
すぐ読み終えられる短さに、男の熱い思いと泣かせる話(色恋はなし)。大衆小説の鑑といったところ。暇をつぶすには最適な一冊だろう。トノの啖呵だけで3回号泣できる。買って損はないが、そろそろ文庫化?だと思うので、それを待ってからでもいいだろう。しかし画期的なバルブ技術って結局なんだったのかわからないのと、三菱重工の作るH2Aは世界一高い打上費用100億で、あんまり現実とリンクしていないところは残念。夢物語は夢物語でしかないってことか。(イプシロンは固体だし…。)
読了日:6月15日 著者:池井戸 潤

ガンダムがわかれば世界がわかる (宝島社新書)ガンダムがわかれば世界がわかる (宝島社新書)感想
タイトルの勝利。「ガンダムを理解すれば、これだけ世界が見えるようになる」という本ではないのでご注意を。ファーストからZZ、逆襲のシャアまでのガンダムネタを知っていることが前提であって、内輪ウケというか上滑りのこじつけっぽいところが多い。おちゃらけも面白くない。それなりに参考文献を読み込んでるのは理解できるが、あまり活かされていない。とはいえ1年戦争もグリプス戦役も客観的な視点では知らなかったので、そういう意味では通史の理解の一助にはなるかも。
読了日:6月18日 著者:多根 清史

ラジオのこちら側で (岩波新書)ラジオのこちら側で (岩波新書)感想
こばわ、ピラバラカンです。とポッパーズMTVのVJをする彼が、YMOの作詞に携わっているのに気付いたのは高校時代。そんな彼の自伝的なエッセイである。彼の人生を辿りながら、知ってる曲、知らないアーティスト、登場するたくさんの音楽の話。心地よくてとても幸せな気分になった。ラジオの魔法というキーワードにも納得。最近こういう音楽との出会い方をしてないなあ、と少しだけ淋しくなった。本書は偶然図書館で見つけ借りたのだが、購入して近くに置くつもりだ。
読了日:6月19日 著者:ピーター・バラカン

東京ディズニーリゾート便利帖 ポケットガイド (新潮文庫)東京ディズニーリゾート便利帖 ポケットガイド (新潮文庫)感想
ホリイのずんずん調査、の堀井氏が書いているので、全編にずっこけた笑いが漂う感じ。ええ、好きです、この文体。一人ボケ一人ツッコミ。それはさておき、4,5年前の出版にもかかわらず、今でも考え方は通用する正しいガイドブックだ。氏の特徴である実際に並んだり計測した細かい調査はすごい。あまたあるガイドブックの中では一番実用的だろう。変に裏技的なものを紹介してないのもよい。子供にせがまれて年に1回位しか行かないけれど、というライトユーザーが一番恩恵あり。あまり紹介したくない本。
読了日:6月20日 著者:堀井 憲一郎

ディズニーから勝手に学んだ51の教訓 (新潮文庫)ディズニーから勝手に学んだ51の教訓 (新潮文庫)感想
著者の「東京ディズニーリゾート便利帖」ではくだらなすぎて扱えないアホテイスト全開のエッセイ。読書メーターでの評価の落差が激しすぎて笑える。(便利帖は大変評価が高いが、本書はがっかりだの途中で読むのをやめただのばっかり) 氏の「ずんずん調査」が好きならTDRに縁がない人も大いに笑えるので読んで損はない。が、暇つぶしの域を出ないことは間違いない。もちろん僕は、この本での暇つぶしに愛着を感じるタイプだが(笑)
読了日:6月23日 著者:堀井 憲一郎

デジタル・ウィズダム ~オンライン世界の新しいデジタル・リーダーたちへ~デジタル・ウィズダム ~オンライン世界の新しいデジタル・リーダーたちへ~感想
IT業界に身をおく者なら知っておくべきだし、そういう人ならばほとんど周知の事実に過ぎない総花的ものなので、確認の意味以上ではないと思った。ただ、卵とニワトリの例えは、今まで聞いたことがなかったのでちょっとしたスピーチなんかで使えるかな。それだけは収穫でした。
読了日:6月24日 著者:シェリー・パルマー

みちくさ学会 研究報告第1集 自宅の近所・通勤通学路にあるもの (impress QuickBooks)みちくさ学会 研究報告第1集 自宅の近所・通勤通学路にあるもの (impress QuickBooks)感想
Kindleのセールで購入。路上観察のWebサイトをまとめたものということだが、本当にWebをまとめただけ、書籍というには程遠いものだった。坂の章に至っては単なる散歩の感想文だし。
読了日:6月25日 著者:みちくさ学会

ただの私 (講談社文庫)ただの私 (講談社文庫)感想
「私はパッショネイトに嫌われる」と本人も書いているが、僕も彼女を生理的に受け付けない。毎年のスーパーライブも彼女が呼びかけ人なので行く気すら起こらない。とはいえ四十も半ばを過ぎて八十の婆さん相手に大人げないこと言っててもアレなので、著作でも読んで理解を深めてみるかと手に取った。すると1行目から「私は美人で、頭も悪くないし…」ときた。何度も破り捨てたい気持ちを抑えなんとか読了。高貴な家柄で上品に孤独に育ちながら、若くして社会と対峙し前衛であり続けた凄みは感じた。共感は出来ないが。ジョンのライターの話は良い。
読了日:6月26日 著者:オノ・ヨーコ

数学物語 (角川ソフィア文庫)数学物語 (角川ソフィア文庫)感想
この歳になって初めて読んでみたが、名著と言われる所以がよくわかった。一筆書きは、拡大コピーして実際にやってみると楽しい。どうでもいい話だが、同姓同名作者のマンガ「ネコじゃないモン!」を思い出してしまった(笑)
読了日:6月29日 著者:矢野 健太郎

ジムに通う前に読む本―スポーツ科学からみたトレーニング (ブルーバックス)ジムに通う前に読む本―スポーツ科学からみたトレーニング (ブルーバックス)感想
運動しないといかんよなあ…、と漠然と思ってはいるけどなかなか実行に移せないという人(僕です)が何か始める前にとりあえず読んでみるとモチベーションが上がる、そういう本です。がんばろ。
読了日:6月29日 著者:桜井 静香

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