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3年で300冊読んだ僕がこれはすごい!とお薦めしたい本(1)
タイトルはありがちなパターンを踏襲しただけなので気にしないでください……。

僕がここ数年読んだ本の中で特ににお薦めしたい本、なかでもベストセラータイトルではないようなものをとりあげてみました。すべて過去に感想をアップしているものですが、それを下敷きに改めて書き下ろしています。全3回、10冊くらいご紹介できればと思っています。

それではどーぞ。


盆踊り 乱交の民俗学
下川 耿史 (著)



明治大正までの日本は、フリーセックス大国だった。
今となっては信じられないことだが、夜這いは農村では当たり前のことであったし、盆踊り(お祭り)の夜は若者が乱交する風習があった。

司馬遼太郎の「燃えよ剣」の序盤には、大國魂神社の「くらやみ祭り」でのハイライト、乱交の話が出てくる。また「竜馬がゆく」には坂本龍馬から夜這いされたおばあちゃん本人のインタビューがある。(ちなみにこのインタビューは大変ほのぼのしていて可愛い) たかだか100年前の日本の農村や都市部以外の大衆には、そういう習俗が普通にあったのだ。現代の常識や貞節の概念とはいかに後天的・後付けなものかがうかがい知れる。

エロティックな妄想としての興味と、民俗学的な面白さ。ぜひ予断をもたずに読んで頂きたい一冊。赤松啓介の「夜這いの民俗学」とともに近代日本の性風俗を語るバイブルといえよう。




ディズニーランドが日本に来た! 「エンタメ」の夜明け
馬場康夫・ホイチョイ・プロダクションズ(著)


ディズニーランドのホスピタリティやエンターテイメントとしての完成度をテーマにした本は、それこそ掃いて捨てるほどある。最近でもFacebookなどで、ディズニーランド感動のホスピタリティなどと称した文章がたくさんシェアされてくる。

しかしそのすごさは、何冊「ディズニーに学ぶ××」的な本を読むより、ちょっと出来過ぎな感動話に「いいね」をするより、ディズニーランドを浦安に誘致することに奔走した当事者たちの心意気を学ぶ方がよっぽど正しく理解できると思う。

本書の主人公である掘貞一郎という人は、営業とは何か、エンターテイメントとは何かを知り尽くし、それを事業として完成させた希有な才能である。盛田昭夫や本田宗一郎と並んで評価されてしかるべき人ではないかと思う。

まず冒頭の三井vs三菱のプレゼン対決でがっちりと心を鷲掴みにされること請け合い。僕はこの章を読んで矢も盾もたまらずまたたく間に読み切ってしまった。

しばらく絶版で手に入らなかったが、昨年文庫化されたようでまた手に入るようになった。この機会にぜひ。



幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」
一志治夫(著)


クルーズトレイン・ななつ星が絶好調のJR九州。国鉄民営化当時は、JR各社の中でも黒字化が見込めないお荷物カンパニーと考えられていたそうだ。赤字路線と老朽化した車両、人口減などと合わせて考えれば至極当然の話である。その起死回生のストーリーには、デザイナーの水戸岡氏が深く関わっていた。

水戸岡氏のことは、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で知った。本書はまるで番組の続編を観ているかのごとく、彼の生き方、考え方をたどり、そしてこれまで成し遂げてきた仕事を紹介していく。

JR九州という、おおよそ誰が考えても官僚的であろう組織で「慣例を破る」ことがいかに大変かは想像に難くない。だから次々と自らの信念の元に旧弊を打破していく氏の姿に爽快感を覚えるのだ。そしてJR九州という組織も水戸岡氏に引きずられるように生まれ変わっていく。次々と独創的な列車をつくりあげ、顧客をつかんでいく水戸岡氏とJR九州なのだが、この「真摯な取り組みに、周りが引き込まれ、サムシングニューが生まれる」というプロセスは、仕事をしていく上でのかなり重要なヒントと言えよう。思っていても普通の人はなかなかできることではない。そのロールモデルを見て感じ取れる、希有な一冊だ。
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